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「ショッピングですっきり!」には危険が潜んでいることも

2018-11-19


執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
ふだん「あれもほしい」「これを買いたい」と思っていても、簡単には財布のヒモをゆるめられません。しかしストレスがこうじて我慢できなくなった時などはまた別。封じ込めていた買い物衝動をショッピングで晴らすことは、爽快な体験かと思います。
でも、ストレス発散としてのショッピングは当然のことながら、リスクも伴います。
一体どういうことなのでしょう?詳しく見ていきましょう。

1.ショッピングがもたらす効果

「酒を飲んで憂さを晴らす」「美味しいものを食べる」などは、誰でもすぐにでもできるコーピングとして人気の高いものです。
同じように「ショッピング」も格好の気晴らしとなるでしょう。



その理由は二つあって、ひとつは、ふだん「欲しい」「買いたい」と我慢している気持ちから解放されるということ。
ここにストレス発散機能があります。

もう一つは、お店では店員からご主人さま扱いされるということ。
とくに、職場や家庭で人間関係がストレスになっている時など、ふだんは思うようにいかない人間関係ですが、買い物では店員は自分をほめ、自分の言う通りにふるまってくれます。
ここにもストレス発散機能があります。いわゆる代償行動です。

2.そもそも、ストレスってなに?

ストレスはいわば、「ココロの“へこみ(プレッシャー)”」です。直近ではこの猛暑、物理的なストレス刺激となって、私たちにプレッシャーをかけています。こうしたストレス刺激となる要因を総じて「ストレッサー」と呼びます。

暑さや騒音といった物理的なものの他にも、悪臭など科学的なもの、ウィルスや細菌など生物的なもの、さらには、精神的な苦痛や人間関係、年老いていくことなど心理・社会的なものまで、ストレッサーにはさまざまな種類が。

私たちはこれらに囲まれながら現在、かなりストレスフルな人生を余儀なくされていると言っても過言ではないでしょう。

こうしたさまざまなストレッサーが、とくに慢性化すると、身体や心にストレス反応を起こします。
疲労、不眠、便秘・下痢、高血圧などは、身体に出る典型的なストレス反応です。
また、心理的にも同様です。

不安、短気、おちこみ(抑うつ)などのストレス反応が現れ、家庭や職場など社会生活に支障をきたしたり、慢性化がひどくなると、心身の病気にかかったりすることさえあります。

3.ストレス・コーピング

こうしたストレスに対処する行為を「コーピング(切り抜けるという意味)」と呼び、ストレス反応を抑えたり、軽減したりすることが可能になります。代表的なコーピング法に次のようなことがあります。


●問題中心型

直面している問題に現実的に対応していく。
自分の能力を見定めたり、ただぶつかっていくだけでなく、回避をすることも奨励されます。


●情動中心型

ストレス場面で生じた喜怒哀楽の情動を、押さえておかないで表出していく。
イチロー選手が3000本安打達成のインタビューで、「もう少し感情を出そう」といっていたのは、これに該当するでしょう。


●認知的再評価型

直面している問題に対して視点を変える。
いわゆる「別の角度」からみていくことで、新しい解決法を見出すことです。


●社会的支援型

家族や友人、職場のメンバーなどにアドバイスを求めて、孤立化を防ぐ、癒し型のコーピングです。


●気晴らし型

運動、趣味、レジャー、旅行などによる、気分転換や日常性からの解放をめざす、いわゆる「ストレス解消」がこれにあたります。

ショッピングによるストレス解消は、コーピングの中では最後の「気晴らし型」に属する行為ということになります。

4.ショッピングによるストレス発散のリスク

そんな「気晴らし」に伴うリスクとはどういうものなのか。

お酒もグルメも、ストレス発散でとどまればよいのですが、何にしろストレスの解消として行っているだけに、必ずしも合理的に対処できず、結果としてこれらにハマってしまうこともよくある話です。
アルコール依存や肥満などがそうです。

同じようにショッピングもハマってしまうと、買い物依存症という新しいタイプの依存症になることも。

また今日ではクレジットカードによる買い物が盛んですから、支払い可能額を超え、気がついたら相当な借金を背負い、カードローン破産など経済的問題を抱えてしまう例も少なくありません。

買い物依存症は、依存症としては新しいタイプですが、古来、女性に起こりがちな行為だったようです。

フランス革命時のマリー・アントワネットは「オニオマニア(乱買癖)」だったという精神医学研究もあります。
女性のみなさん、気をつけてくださいね。

<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


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