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「男性性と女性性」 女性にある男性・男性にある女性

2018-10-04


執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
性別は、生物学的なしくみや生理的なはたらきをベースに、男女の「違い」を表しています。
かつて「男と女は全く違う」とみなされていました。
しかし今は、男性にも女性的なものが、女性にも男性的なもののあることが知られるようになってきました。
今回はこのことについて、詳しく説明していこうと思います。

1.男性性、女性性という概念

解剖学的に性器の形やはたらきが違うとか、生理学的に女性には月経があるとか、男女の性別は身体的に多くの「違い」をもっています。

こうした身体的相違をベースに、心理的な相違、社会的な相違も派生してくると、かつては考えられていました。

たとえば「男はたくましく」「女はやさしく」などは、心理的相違の例です。
また「男は外で仕事」「女は家庭で家事」というのは社会的相違です。

このように、男性なら特徴として持っているであろうさまざまな特性を「男らしさ」、女性のそれを「女らしさ」と呼んできました。

しかし近年になって、男性にしかない(とされていた)男らしさ、女性にしかない(とされていた)女らしさが、実はそれぞれの独占ではなく、男性にも女性的な特性が、女性にも男性的な特性があることが認められるようになってきました。

そこで、かつての「~らしさ」という表現は今や、「男性性」「女性性」という男女のどちらにもありうるもの」という表現に変わってきています。

2.男性のような女性、女性のような男性

社会的な性別はジェンダーと呼ばれますが、たとえば「コトバ」はジェンダーの好例です。

かつては「男ことば」「女ことば」がありました。
「好きだぜ」「好きだわ」と書けば、どちらが男性なのか女性なのか、大体わかりますよね。
しかし最近では女の子が「好きだぜ」と言ったり、男の人が「好きだわ」と言ったり、という時代に突入しました。

性別を象徴する言語においてさえ、従来の男性と女性という枠を超えた、「トランスジェンダー」な表現がよく使われるようになってきています。

いいかえると、かつてなら「男ならこうしろ、ああしてはいけない」「女性はこうするべき、ああするべきではない」といった、保守的で堅い役割意識や行動によって守られていた秩序が、価値の多様化や世界のグローバル化によって、だんだんと崩れてきているということでもあるでしょう。

3.「らしさ」にとらわれなくてもよい

男らしさ・女らしさは、ジェンダーの立場からいえば、既存の社会秩序を守っていくために強調されます。

ですから男性性や女性性を認めていくということは、人間や社会が変わっていくことを認めることですし、「自由にやろうよ!」という生き方の承認でもあるでしょう。

男が男でなければいけなくて、女が女でなくてはいけない社会では、男性=男性性、女性=女性性、しかも、男女はお互いに全く違った対照的な存在、ということになります。

まるで、陽と陰、太陽と月のように、ペアでありながら相容れない存在というように性別は決められてしまいます。
これを「二元化」と呼びます。

そんなしばり、つまり“「~らしさ」にとらわれなくてもいいんじゃない!?”というのが、最近の価値観の趨勢です。

4.「いろいろあり」は不安?

とはいえ男性のような女性、女性のような男性、さらには両性的だとか、つまりは、どっちつかずが増えるということに、不安を覚えることがあるかもしれません。

男性が化粧をし、女性が男コトバを使っているさまを年配の人が見たら、「世も末だな!」と嘆くことしきりという風景も想像に難くありません。

変化」というものは、自分の許容範囲で起こってくれれば好ましく、望ましく感じるかもしれません。
しかしそれを越えたスピードで進んでいったり、許容範囲を超えた姿になってくると、必ずしも好ましいもの、喜ばしいこととは感じられないもの。

むしろ反対に、「乱れている」「壊れていく」といった、恐怖や不安を人々に抱かせることにもなりかねません。

そんなマインドがいじめや差別につながる例はこれまでもありました。
そしてそれは今でもまだ多くあるようです。

トランスジェンダーの波は広がりつつあるでしょう。でも「極端さ」で人目を惹くことはできても、理解を得ることになるかどうか疑わしいところです。

そこを自覚し、柔軟に変わっていくことで、他者の理解を獲得しながらの変貌であってほしいと、オジサンとしては願うばかりです。

<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長


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