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早期発見が難しい「すい臓がん」 見逃さないポイントは?

2018-08-08


執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ

「沈黙の臓器」とも呼ばれる「すい臓」
そんなすい臓にできるがんは、主ながんの中でも特に生存率が低く、恐ろしいがんとして知られています。

星野仙一・元監督や九重親方・元横綱千代の富士など、有名人がこの病気で亡くなられたニュースは記憶に新しいでしょう。
見つけづらい上に進行も速く、生存率が低い「すい臓がん」
今回は「すい臓がん」について詳しく解説します。

1.体の奥まったところに位置する「すい臓」

皆さんはすい臓が体のどのあたりにあるか知っていますか?

 
なんとなくこのあたりかなと思っても、普段あまり意識することがなく、わかりにくいと言われます。
すい臓はみぞおちから少し下で、背中に近い胃の後ろ側にあります。

消化酵素を作る工場とも言われる15cmほどの臓器で、血糖値をコントロールするインスリンや、食べたものを消化するすい液などを分泌する働きを担っています。

2.症状がでにくい、すい臓の病気

すい臓の主な病気には、すい臓がんの他、急性すい炎や慢性すい炎、糖尿病などがあります。
原因には遺伝が関係することもありますが、多くは食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎ、喫煙、睡眠不足などの生活習慣が関わっています。
 
しかし、すい臓は体の奥まったところにあり、周りを胃や十二指腸などで取り囲まれています。

そのため、すい臓の働きが衰えたり病気になったりしても、初期症状はほとんど見られず、症状がでたころには病気がかなり進行していることも多いのです。

これが病気の早期発見が難しい理由の一つで、すい臓が肝臓と同じように「沈黙の臓器」と呼ばれる所以です。

3.すい臓がんの恐ろしさ

そんなすい臓の病気の中でも、すい臓がんは「がんの王様」とも称されるほど性質の悪い病気と言えます。

すい臓にできるがんのおよそ9割は、すい管と呼ばれる、すい臓を貫くように走る細長い管にできます。
「すい管がん」とも呼ばれますが、一般的には、すい臓がんというとすい管がんのことを意味します。

先にもお伝えしたとおり、すい臓がんには初期症状がほとんどありません。
また、病気が進行して背中やお腹の痛み、食欲不振、体重減少、黄疸、といった症状がでていても、すい臓がんに限った症状ではないため、見逃されてしまうこともあるのです。

定期的に健康診断などを受けていたとしても、お腹の検査で行われる腹部エコーでは見つかりにくく、すい臓がんのおよそ8割は最も進行した段階で見つかります。

そうしたケースでは、既に他の臓器にも転移しており、根治を目指して手術をすることは難しく、5年生存率は10%程度と言われています。

4.すい臓がんの罹患率は増加傾向

さらに、すい臓がんの患者数とすい臓がんによって亡くなる方の数は年々増加しています。
臓器ごとのがん死亡者数(男女計)をみると「すい臓がん」は、肺がん、大腸がん、胃がんに次いで第4位となっています。(※)

この背景には、日本人の食生活が欧米化し、野菜を食べる量が不足していることなどが関わっていると考えられています。

また、お肉など脂っこいものの食べ過ぎ、アルコールや甘い飲み物・コーヒーなどの飲みすぎ、喫煙、過度なストレスといった生活習慣も、すい臓がんを発症する危険性を高めます。

その他、糖尿病や慢性すい炎にかかっている人や、血縁者にすい臓がんになった人がいる場合もリスクが高まります。
※国立がん研究センター『最新がん統計』(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)

5.すい臓がんを見逃さないためには

このように、近年増加傾向にあり進行すると恐ろしいすい臓がんですが、早期に発見し適切な治療を受けられれば、根治を目指すこともできます。

初期に自覚症状がない中で、早期発見をするためのポイントとして現在注目されているのは「血糖値の急な上昇」です。

すい臓に異常がある場合、インスリンの分泌が減り、食べ過ぎや飲み過ぎといった生活習慣の乱れがなくても血糖値が急に上昇することがあります。

定期的な健康診断はかならず受けるようにして、「空腹時血糖」「尿糖」「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」(※)などをチェックしてください。
これらの値が今までよりも急に高くなっていたら必ず病院を受診しましょう。
※過去1~2か月の推定平均血糖値をあらわした数値。国際基準(NGSP)値では6.5%以上で糖尿病と判定される

<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供


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